日本オートケミカル工業会(JACA)は,2025年5月15日(木),都内で「2025年度(令和7年)通常総会」及び「講演会」「懇親会」を開催した。
総会では,2024年度事業報告と収支決算,2025年度事業計画及び収支予算を審議・承認,役員任期満了に伴う役員改選では廣瀬 德藏 氏(プロスタッフ 代表取締役社長)が理事長に就任した。
講演会では,「持続可能な社会実現のためのマルチパスウェイ戦略」と題して上原 隆史 氏(トヨタ自動車 パワートレーンカンパニー プレジデント)が,多様なニーズに応える選択肢を増やしながら電動車の普及を目指し,カーボンニュートラルの実現に貢献する道筋について解説した。
懇親会冒頭,広瀬 新理事長は「オートケミカル業界には数多くの企業が加盟していますがすべてがコンペディタ―ではありません。だからこそ,こうした懇親会の場で実際に顔を合わせ,コミュニケーションを取り,お互いにないもののコラボレーションを見つけて新しいものを出していくことが重要です。日本国内に限らず世界の化学品規制や動向をキャッチし,勉強会や情報発信を通じて会員により価値ある工業会にしたい」と挨拶した。(’25 6/11)