DMG森精機は,国際標準規格 IEC 62443 4-1(産業用オートメーション及び制御システムのセキュリティ 第4-1部:安全な製品開発ライフサイクル要求事項)を取得した。
近年,工作機械のネットワーク化が進むことで,データの収集や分析が可能となる一方,製造現場における情報漏洩や生産停止などのサイバー攻撃のリスクも高まっている。同社の製品には,高いセキュリティと信頼性が不可欠となっているため,同社はこれまで以上にセキュリティ対策を強化している。
同規格は,製品開発のライフサイクル全般にわたるセキュリティプロセス要件を定めた規格であり,製品の設計,開発,保守においてセキュリティを確保するための具体的なプロセスと手順を規定している。今回の認証の対象は,同社のソフトウェア開発の中核を担う,グループ会社のDMG MORI Digitalとなる。今後,この認証で得られた知見と手法を,グループ全体の開発プロセスにも積極的に取り入れ,全社でセキュリティ品質の向上を図っていく。(’25 2/5)