潤滑油協会は,2024年12月20日(金),会場およびオンラインのハイブリッド形式で「2024年度潤滑油製造業地方研修会(神戸)」を開催した。
同研修会は,資源エネルギー庁の支援のもと,潤滑油の品質確保事業等への支援事業(資源エネルギー庁補助事業)の一環として,潤滑油技術等に携わる人材を育成するために必要な潤滑油関連情報を提供することを目的に開催している。
潤滑油製造業近代化委員会 技術分科会長の滝島 克巳 氏(三和化成工業)の開会の挨拶の後,中西 径 氏(松村石油)が「潤滑油におけるカーボンニュートラルの課題と取組み」と題し,カーボンニュートラルをめぐる国内外の動きや同社におけるバイオマス基油の活用,グリーン成長分野への商品投入について詳しく説明した。
また,星野 司 氏(マツダ)が「マツダ,電動化時代の新しい選択肢Rotary-EVの狙い」と題し,EVとしての価値を独自に生み出したRotary-EVについて,ロータリーエンジンを発電機用に進化した経緯や,カーボンニュートラル燃料の研究開発の取り組みなどを紹介した。(’25 1/8)