2024年10月29日(火)~31日(木)の3日間,幕張メッセ(千葉市美浜区)にて「第15回高機能素材Week」(主催:RX Japan)が開催され,3日間で計46,813名(同時開催展含む)が来場した。
同展は,機能性フィルム・プラスチック・セルロース・炭素繊維複合材・金属・セラミックスなどの最先端の素材技術が一堂に出展する世界最大規模の展示会。
第4回サステナブル マテリアル展では,旭化成が100%植物由来の原材料を使用した高い吸油性能を持つ油吸着材「B-Sweeper®」など,楠本化成がひまし油由来のバイオマス添加剤「BALシリーズ」など(写真1),アルケマがひまし油由来のポリアミド樹脂を使ったランニングシューズなど,三井化学がPTFE代替製品として微粒子パウダー「ミペロン®」などを展示した。また,産業技術総合研究所がEV用電動モータのリマン技術の開発についてパネル展示で紹介した。
第13回高機能プラスチック展では,ブルカージャパンがナノインデンター「HYSITRON TI990」(写真2)や多機能摩擦摩耗試験機「UMT TriboLab」など,丸善薬品産業がポリアミドやポリエステル,潤滑油基材などとして使われる,Emery Oleochemicals社の植物由来アゼライン酸「Emerox® 2195」など,出光興産がSPS(シンジオタクチックポリスチレン)樹脂「XARECTM」やPC(ポリカーボネート樹脂)「TARFLONTM」,Si-PC(シロキサン共重合ポリカーボネート)樹脂「TARFLON NEO™」などを展示した。
次回東京展は,2025年11月12日(水)~14日(金)の3日間,幕張メッセにて開催される予定。(’24 11/13)