トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は2024年10月3日(木),板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)およびオンラインのハイブリッド形式にて2024年度第2回研究会を,「第11回板橋オプトフォーラム」と合同で開催した。
当日は,大森 会長による主旨説明の後,午前の部では,特別セッションとして大森 氏が「微細加工関連の最新研究について」,江面 篤志 氏(三条市立大学 准教授)が「液中超短パルスレーザ照射によるナノ周期構造創製と化学的機能」と題した研究内容を紹介した。この2件は,2024年8月23日に日本大学工学部キャンパス(福島県郡山市)で開催された「The 17th MIRAI Conference(第17回MIRAI会議)」で発表されたテーマから抜粋されたもの。
午後の部では,「第11回板橋オプトフォーラム」を開催。板橋区長の坂本 健 氏による開会の挨拶の後,基調講演として持丸 正明 氏(産業術総合研究所)が「人間拡張技術とインターバース・サービス ―仮想空間で価値を拡張し,実空間に還流する―」を,トライボセッションとして亀山 雄高 氏(東京都市大学 工学部機械工学科 准教授)が「ガラスの機能性テクスチャリング加工のための延性モード微粒子」をそれぞれ講演した。
持丸,亀山両氏の研究室も出展した板橋オプトフォーラムの展示見学をはさみ,マイクロセッションとして大森 会長による「ELID研削によるチタンの周期構造の創成と表面機能について」の講演に引き続き,総括,同研究会の今後の予定などを話しプログラムは終了した。
研究会終了後には,同フォーラムの企業展示・大学のポスター展示の中から優れた発表に贈られるIOF AWARDの贈呈式が行われた。(’24 10/30)