DMG森精機は,第5世代のターニングセンタ 「NLX 2500 | 700 2nd Generation」の販売を開始した。
同製品の主軸は内製主軸「turnMASTER」を搭載し,従来機と比べて切削能力を1.25倍向上。刃物台は40番マシニングセンタに匹敵するパワフルなミーリング能力のBMT(ビルトインモータ・タレット)を搭載。従来マシニングセンタとターニングセンタの2台で加工していたのを,同製品1台に工程集約可能。また,これまで専用機で加工していたギヤ加工の工程集約も可能となる。
操作性も向上しており,操作盤にはタッチパネル式の「ERGOline X with CELOS X」を搭載。従来より表示画面が大きく視認性が向上したほか,ユーザーの生産性向上のための多くのアプリケーションを使用可能。また,切りくず・クーラント・ミストの機外への持ち出しをなくすカバー構造で,機械を常にきれいな状態に保つ。
自動化にも対応しており,ロボットシステムやガントリローダ,バーフィーダなどの自動化システムと組み合わせることで,夜間の無人運転が可能。変種・変量生産にも柔軟に対応でき,機械の稼働率を向上させる。
なお,同機は2024年11月5日~10日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「JIMTOF2024」の同社ブースで展示される。(’24 10/16)