2024年10月16日

ジェイテクト,低トルク円すいころ軸受「LFT-V」の量産開始

アーステック

ジェイテクトは,2020年5月に開発を発表した,低トルク円すいころ軸受「LFT-V」の量産を開始した。同製品は,いすゞ自動車の新型「MU-X(ミュー・エックス)」に採用され,リアデファレンシャルに搭載される。

同社は,自動車のトランスミッションやデファレンシャルのピニオン支持などに使用される低トルク円すいころ軸受LFT®を1983年に開発。その後も内外輪軌道に特殊クラウニング形状を施したり,軸受内部に流入する潤滑油量を抑制したりするなど改良を重ね,低トルクニーズへのソリューションを提供してきた。LFT-Vは,樹脂保持器形状の最適化で潤滑油の流入量を最適制御し,損失トルクをLFT-IV比最大15%減を達成。加えて低昇温性の向上,さらにはシリーズ最軽量も実現し,モビリティ産業に一層のソリューションを提供する軸受となった。(’24 10/16)

Related Posts

TRAMI,「第8回公開フォーラム」開催される

TRAMI,「第8回公開フォーラム」開催される

自動車用動力伝達技術研究組合(Transmission Research Association for Mobility Innovation,TRAMI,理事長:平工 良三 氏・日産自動車)は,2025年11月18日(火),東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区)で「第8回公開フォーラム」を会場・オンラインのハイブリッド形式で開催した。

アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始

アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始

アマノと,アマノのグループ会社であるアマノセキュアジャパンは,京都大学大学院情報学研究科 梅野 健 教授の研究グループと共同で,測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏および地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合,アラート情報および根拠データ等にタイムスタンプを付与し,その真正性を証明する仕組みを構築するため,共同研究を開始した。

Share This