2024年10月16日

ジェイテクト,低トルク円すいころ軸受「LFT-V」の量産開始

アーステック

ジェイテクトは,2020年5月に開発を発表した,低トルク円すいころ軸受「LFT-V」の量産を開始した。同製品は,いすゞ自動車の新型「MU-X(ミュー・エックス)」に採用され,リアデファレンシャルに搭載される。

同社は,自動車のトランスミッションやデファレンシャルのピニオン支持などに使用される低トルク円すいころ軸受LFT®を1983年に開発。その後も内外輪軌道に特殊クラウニング形状を施したり,軸受内部に流入する潤滑油量を抑制したりするなど改良を重ね,低トルクニーズへのソリューションを提供してきた。LFT-Vは,樹脂保持器形状の最適化で潤滑油の流入量を最適制御し,損失トルクをLFT-IV比最大15%減を達成。加えて低昇温性の向上,さらにはシリーズ最軽量も実現し,モビリティ産業に一層のソリューションを提供する軸受となった。(’24 10/16)

Related Posts

東京理科大・佐々木研究室の「第38回トライボサロン」開催される

東京理科大・佐々木研究室の「第38回トライボサロン」開催される

東京理科大学・佐々木研究室(佐々木 信也 教授)が主催する「トライボロジーサロン(トライボサロン)」の第38回研究会が2025年11月22日(土),同研究室がある東京理科大学葛飾キャンパス(東京都葛飾区)とオンラインのハイブリッドで開催された。

2025年9月の機械受注統計

2025年9月の機械受注統計

内閣府が発表した2025年9月の機械受注統計によると,民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整値)は,前月比4.2%増の9,278億円だった。

Share This