アマノは,セコムのセキュリティシステムと清掃ロボットを連携させ,店舗やオフィスの警戒状態を解くことなく清掃ロボットを稼働させるための相互連携規格を確立し,運用を開始した。
アマノ小型床洗浄ロボットHAPiiBOTとセコムセキュリティシステムとの相互連携規格は,ロボット活用に適したセンサー配置等のセキュリティプランニング,ロボットの動作状態に応じてセキュリティシステムが適切な警戒状態をとるための連携プロトコルや,ロボットが清掃している間に侵入,火災が発生した際のセキュリティシステム運用などを定めている。
店舗やオフィスにおいて,セコムのセキュリティシステムが警戒状態にある中,清掃開始時刻になると小型床洗浄ロボットHAPiiBOTとセキュリティシステムが連携し,必要な警戒状態を維持しながらも,警備用センサーによる清掃ロボットの誤検知を防ぎながら,ロボット清掃を行うことができる。
同連携システムは,都内商業施設においてセキュリティ面・安全面での運用テストを実施し,実用可能レベルに達していることが確認され,すでに稼働を開始している。今後は,同様な課題(警備システムによる警戒中の清掃ロボットの活用)をもつ施設での導入を推進していく。(’24 9/4)