ダウは,タイのラヨン県マップタプットにおける統合製造施設において,プロピレングリコール(PG)の生産能力を拡大したことを発表した。低資本・高リターンの追加投資により,PGの生産能力は年間8万t増え,総生産量は年間25万tとなり,同PG工場がアジア太平洋地域で最大になる。
同社のPG製品群は,化粧品,食品,医薬品,その他日常的に使用される多くの製品に使用されている。これら製品の製造時に,PG製品群が原料の化学構成要素を向上させることにより,高品質な最終製品を製造することに役立つ。
同社は,世界中のPG製造施設において,ISCC PLUS認証の下,バイオ循環型原料およびマスバランスアプローチによる循環型原料を使用し,より低炭素のエネルギー源を使用した持続可能なPG生産を推進している。すでに,北米,欧州,中南米において,持続可能性が外部機関から検証されている新しいPG技術を発表した。2024年末までにマップタプットPG施設でもISCC PLUS認証を取得する予定となっている。(’24 7/31)