DMG森精機は,機械の故障を未然に防止するプリベンティブメンテナンスと,事故・故障時に修理費用を補償するアフターケアサービスをセットにした「DMG MORI TOTAL CARE」の提供を2024年8月より開始する。
プリベンティブメンテナンスは,同社の熟練のエンジニアが訪問し,12種類の精密計測器を使用して各種精度を可視化することにより,機械状態を診断するサービス。定期的に実施することで,機械の不具合を早期発見し,さらに診断結果に応じて適切なメンテナンスの提案を行う。同サービスでは,同診断サービスを年に1回(計3回)提供する。
また,機械の不具合や,操作ミス等の事故が起きた際の修理費用を,基本のメーカー保証終了後,1年間延長し,3年間補償するアフターケアサービスをセットにしており,加入料を支払うと,納入後の高額な修理でも「低額・定額」の負担のみで提供される。
同社は,DXを用いて,工程集約・自動化し,グリーン・トランスフォーメーション(GX)を実現する仕組みをMX(マシニング・トランスフォーメーション)と位置づけ,推進しており,同サービスは,工作機械単体だけではなく,同社が販売する自動化装置を含めたシステム全体を保障する。また,ユーザーのDX導入をサポートするソフトウェアやサービスを提供するCELOS Clubとセットで加入することにより,機械の安定稼働を実現し,生産性向上とMX導入をサポートしていく。(’24 7/31)