2024年5月29日

出光興産,EV・蓄電池の充放電と空調出力制御を連携したシステムを自治体・企業向けに提供開始

アーステック

出光興産は,「idemitsu CN支援サービス」のソリューションの一つとして,CO₂削減・カーボンニュートラル(CN)実現に取り組む自治体・企業向けに,EV・蓄電池の充放電と空調出力制御を連携したエネルギーマネジメントシステム(EMS)の提供を開始した。

「idemitsu CN支援サービス」は,同社グループが提供する商品・サービスを組み合わせ,「利用電力のCN化」,「モビリティのCN化」,「災害レジリエンス(強靭性)向上」の推進をワンストップで支援するサービス。

新たに提供を開始した同EMSは,国富町(宮崎県東諸県郡)と国富町役場で行った電力利用の最適化実証実験(2023年8月~2024年3月まで実施)において,契約電力の約16%の削減を確認したシステム。契約電力は過去1年間における最大需要電力により決定され,これに料金単価を乗じたものが基本料金となる。同システムは,電力需要の常時監視・予測により電力需要ピークの時間帯にEV・蓄電池から放電するとともに,空調消費電力を削減する自動制御により最大需要電力の削減を実現した。また,EV充電をピークの時間帯以外に自動的に行うことで,基本料金の上昇の抑制にもつながる。(’24 5/29)

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