BASFは,同社から購入する製品カーボンフットプリント(以下:PCF)をより把握できるように設計された新しいデジタルアプリケーションをリリースした。これは,CO₂削減や再生可能原料の使用に関するサステナビリティ目標の達成に向け,顧客が同社の最適な製品を特定するのにも役立つ。今回リリースした「MyCarbonFootprint」には,厳選された700を超える同社化学品中間体事業部の大量生産製品のデータが含まれている。
同アプリは,顧客が購入する同社製品の「Cradle-to-gate」(ゆりかごからゲートまで)のPCFを知らせ,製品の製造に使用される再生可能原料の割合を表示する。データはユーザーごとにカスタマイズされ,選択した製品の購入量に応じてCO₂排出量,PCF,再生可能原料の割合を,それぞれの同社での購入ポートフォリオに合わせて計算する。
また,同アプリを利用し,CO₂排出量と再生可能原料の使用について,購入ポートフォリオの調整が顧客のサステナビリティステータスに与える影響を確認できる。例えば,以前購入した製品の代わりに,より低いPCFを選択した場合の潜在的なCO₂排出の削減量を計算し,バイオベースまたはバイオマスバランス製品などを含む適切な製品を選択することでバリューチェーンにおける再生可能原料の割合を増やすことができるように,様々な代替案を示すこともできる。(’23 12/6)