出光興産と同社の100%子会社であるソーラーフロンティアは,遠隔地に設置した太陽光発電設備から需要施設へ電力を送電する自己託送において,手続きおよび運用をワンストップで代行するサービスを開発,本格提供を開始した。
自己託送とは,自社の発電設備を設置し,そこで発電した電気を一般送配電事業者が運用する送配電ネットワークを介して遠隔地にある自社施設や事業所などに送電し,より多くの電気を必要とする自社需要地点で利用する仕組み。需要地の敷地内に太陽光発電設備を設置するスペースが限られている企業も再生可能エネルギーを利用でき,再エネ比率の向上と電気料金の削減を実現する。
両社が共同で開発した自己託送代行サービスは,自己託送制度を利用する企業に代わり,ソーラーフロンティアが導入手続きや一般送配電事業者との契約締結支援,広域機関への各種計画の提出代行など,自己託送に係る業務を包括的にサポート。一般的に約半年を要する煩雑な導入手続きを代行することで,導入企業の業務効率化に繋がる。(’23 4/12)