2022年12月7日

BASFとG-Philos,再生可能エネルギーの定置用蓄電システムにおける提携を強化

BASFの完全子会社であるBASF Stationary Energy Storage GmbH(以下BSES)と,パワー・ツー・ガス(以下,P2G)技術で韓国を牽引するG-Philosは,P2Gプロジェクト,電力網,マイクログリッドアプリケーションに適したNAS®電池(ナトリウム硫黄電池)の販売およびマーケティング契約を締結した。今後両社は共同で,BASFのNAS®電池とG-Philosの電力変換システム(PCS)に基づいたエネルギー蓄電システムの開発と販売を行う。また,G-PhilosはBSESから総容量12メガワットアワーのNAS®電池を購入する予定となっている。

両社は,2020年にG-Philosと韓国中部発電が韓国の済州島にある上明風力発電所で実施したP2G実証プロジェクトに,BASFのNAS®電池システムとG-PhilosのPCSを提供し,協業を開始した。このプロジェクトでは,NAS®電池は風力タービンと電解槽間のエネルギーバッファとして機能し,風の変動する性質に影響されることなく,余剰風力からの安定した水素製造を実現し,その後1年以上にわたる運用システムの成功によって概念が実証された。

両社は今回の提携によって,韓国およびアジア諸国における,長期エネルギー貯蔵の市場と,水素市場への取り組みを強化し,G-Philosは販売ネットワークを通じて,NAS®電池と自社の電力変換システムを組み合わせた事前設定済みのパッケージソリューションも提供していく。(’22 12/7)

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