2022年9月28日

ポリプラ・エボニックなど5社,分離膜を用いたバイオディーゼル燃料の精製装置を開発

アーステック

室町ケミカル,水光技研,健製作所,RITA,ポリプラ・エボニックの5社は,バイオディーゼル燃料の精製装置を共同で開発した(特許出願中)。

国内では化石資源利用の低減やカーボンニュートラル化(CO₂排出量削減)の観点から,使用済みの食用油(廃食用油)を原料とし,バイオディーゼル燃料を製造,軽油の代替品とする事業が数多く存在する。廃食用油を原料としたバイオディーゼル燃料を軽油の代替として車に使用した場合,原料由来からくる遊離脂肪酸や製造過程で発生する遊離グリセリン等の不純物が原因で,マフラーが目詰まりする等,多くの不具合が発生しており,問題になっている。その問題の解決方法として,バイオディーゼル燃料の高品質化を目的とした蒸留法により不純物を除去する方法,装置があるが,燃料の蒸留という危険性,製造能力やコストに問題があるため,限定的な採用に留まっている。

今回,ポリプラ・エボニックの耐溶剤分離膜PURAMEM®(ピュラメム™)を用いた特殊な精製工程を経ることにより,十分な水洗,分離,脱水を行なった後でも残留する未反応物質や遊離脂肪酸等の不純物の少ない高品質のバイオディーゼル燃料を製造することに成功した。この精製方法は,バイオディーゼル燃料の一般的な精製処理である蒸留法と比べて,高品質,高収率,安価,安全な特徴がある。(’22 9/28)

Related Posts

「2025洗浄総合展」開催される

「2025洗浄総合展」開催される

2025年12月3日(水)~5日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で「2025洗浄総合展」(主催:日本洗浄技能開発協会,日本産業洗浄協議会,日刊工業新聞社)が開催され,3日間合計で44,301名(同時開催展含む)が来場した。 同展は,日本唯一の産業洗浄に関する専門展示会で,本年は「2025国際ロボット展」「VACUUM 2025 真空展」「先端材料技術展 2025」「スマートファクトリー Japan 2025」「高精度・難加工技術展 2025」「表面改質展 2025」との同時開催で行われた。...

「2026年日本工作機械工業会新年賀詞交歓会」開催される

「2026年日本工作機械工業会新年賀詞交歓会」開催される

日本工作機械工業会(日工会)は2026年1月8日(木),ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で「2026年日本工作機械工業会新年賀詞交歓会」を開催した。 冒頭,坂元 繁友 会長(芝浦機械株式会社 代表取締役社長)(写真)は「ロシア,ウクライナ情勢やトランプ関税の影響で不透明な状況が続きましたが,DX・GXへの設備投資が進み,2025年の工作機械受注額は約1兆6000億円と高水準になる見込みです。...

ENEOS根岸製油所が「第4回 ABINC賞 特別賞」を受賞

ENEOS根岸製油所が「第4回 ABINC賞 特別賞」を受賞

ENEOSの根岸製油所は,生物多様性の保全に大きく貢献する事業所や,新しい取り組みを行っている事業所に授与される「ABINC賞 特別賞(工場版)」を受賞したと発表した。 同製油所には,約6万平方メートルの広大な中央緑地があり,三渓園や本牧山頂公園,根岸森林公園に近接する立地を活かして,2016年から「工場の中の里山」づくりを目指した取り組みを進めてきた。2020年2月には中央緑地に対する「ABINC認証*」を取得しており,今回は特に生物多様性保全への貢献度が高い施設として同賞を受賞に至った。...

Share This