電通国際情報サービス(ISID)は,企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けたAI活用を支援することを目的に,全社のAI人材と知見を集約した横断組織「AI トランスフォーメーションセンター」を,2020年2月10日付けで設置した。
同社は,2016年に設置したAI専任組織を中核に,製造業の設計開発をはじめとする多様な領域において,業務ごとの特性に応じた最適なAIソリューションの開発や適用支援を行い,これまでに時系列データを利用した動作予測や予兆検知サービス,深層強化学習で機械制御を最適化していくためのAIモデル構築や因果分析サービス等,製造業を中心に100を超えるAIプロジェクトの推進実績を有している。同センター設置は,社内のAI人材と知見を集約し,同社の全事業領域における顧客企業に対する付加価値の最大化を目的としている。主な役割は,顧客ビジネス課題解決のためのAI製品企画・開発,最新AI関連技術・リソースの集約およびAIスタートアップ企業・学術機関等との連携強化,幅広い業種に対するAIサービス提供のための全社横断サポート,顧客企業の社内AI人材育成支援となっている。(’20 3/4)