機械振興協会は,2020年2月19日(水)に東京プリンスホテル(東京都港区)で第54回(2019年度)機械振興賞表彰式を開催した。同賞は,優秀な研究開発およびその成果の実用化によって,機械産業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関および研究開発担当者を表彰することにより,機械産業の振興に資することを目的としている。2019年度は,経済産業大臣賞1件,中小企業庁長官賞1件,機械振興協会会長賞8件,審査委員長特別賞2件が選ばれた。受賞者と業績概要は以下のとおり。
- 経済産業大臣賞
- 日立製作所・日立パワーソリューションズ:最先端電子部品向け高感度超音波検査装置
- 中小企業庁長官賞
- コーワテック:油圧ショベルの汎用無線遠隔操縦ロボットの商品化
- 機械振興協会会長賞
- アンレット:機械加工用プッシュプル式粉塵回収機
- JFEスチール:世界最速を実現する調質圧延装置の開発
- TMTマシナリー:高性能ポリエステル延伸糸製造設備の開発
- なんつね:鶏肉袋自動開封機と脱水機
- 日産自動車:世界初量産可変圧縮比エンジンの開発
- 日本製鉄:鉄道用低騒音歯車装置の開発
- マツダ:防錆を革新する耐食性の迅速評価技術と装置
- ミクロン精密:心なし研削盤による高精度・高能率ねじ加工
- 審査委員長特別賞
- ノイシュタットジャパン・鶴見大学歯学部:歯科治療用高速ピストンエンドコントラ
- 丸之内マシーナリ:航空宇宙産業用おねじ形状測定装置 (’20 3/4)