自動車用品小売業協会(APARA,会長:小林 喜夫巳 氏,オートバックスセブン)は2019年10月25日(金),経団連会館(東京都千代田区)で2019年度の上期活動報告会を開催し,約300人が参加した。
春と秋の全国交通安全運動と連動したタイヤの安全点検キャンペーンの取り組みや,日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)が開催する「オートパーツの日」への参画,「洗車の日」の啓蒙活動などについて報告された。
活動報告終了後,眞柳 秀人 氏(経済産業省 製造産業局 自動車課)による「自動車産業を巡る状況と電動化政策の方向性」と題された記念講演が行われた。講演では,「CASE(ツナガル化(Connectivity),自動運転社会(Autonomous),車の利用シフト(Shared & Service),車の動力源の電動化(Electric))」の潮流が世界の自動車産業の構造を大きく変革するという見通しや,そうした潮流に国としてどう対応していくかなどが語られた。
記念講演の様子
経団連ホールに場所を移して行われた懇親会で小林 会長は,台風により被害を受けた方へのお見舞いを述べた後,「あおり運転がメディアに取り上げられた影響でドライブレコーダーの売り上げが堅調に推移するなど,上期はまずまずの調子で折り返し点を迎えられた。下期は消費増税による消費の落ち込みが予想されるなど,見通しは明るいとはいえないが,ラグビーの日本代表のようにONE TEAMで乗り切ろう」と挨拶した。
また,同会場にて「洗車の日2019売場コンテスト」の表彰式が行われ,総合1位のオートバックス北六甲店,2位のイエローハット亀岡店,3位のジェームス小牧南店に表彰状と目録が授与された。(’19 11/27)
懇親会で挨拶する小林会長