2019年10月23日

ジェイテクト,クリープ摩耗抑制玉軸受を開発

アーステック
共催セミナー2025

ジェイテクトは,ハイブリッド車(HV・PHV)や電動車(EV・FCV)の変速機及び,エンジン車の無段変速機(CVT)などで主に使用される「クリープ摩耗抑制玉軸受」を開発した。軸受のクリープとは,内輪もしくは外輪が運転中に軸又はハウジングに対して回転する現象をいい,起きることで摩耗,変色,かじりなど様々な損傷が起きる原因となる。

 同製品は,外輪の外径中央部に円周方向の溝を作ることで,「ひずみクリープ」によるハウジング摩耗を抑制し,円周溝と外輪全体に特殊皮膜を施すことで,「連れ回りクリープ」によるハウジング摩耗に対しても効果がある。軽量かつ低価格なので自動車用のほか,クリープによる摩耗が問題となる様々な産業機械への応用が可能。(’19 10/23)

Related Posts

JVCケンウッド,振動をエネルギーに変換する環境発電の実証実験に成功

JVCケンウッド,振動をエネルギーに変換する環境発電の実証実験に成功

JVCケンウッドグループのJVCケンウッド・公共産業システムは,京都大学 橋梁工学研究室,建設技術研究所と共同開発している,スピーカーの原理を応用して振動を電気エネルギーに変換する環境発電(エネルギーハーベスト)について,橋梁での実証実験を実施し,発電に成功したと発表した。

Share This