BPジャパンは,2018年2月2日(金)に目黒雅叙園(東京都目黒区)で「カストロールインダストリアル全国代理店会」を開催,工業用潤滑油や切削油などを販売する全国の代理店約50社が参加した。
冒頭に加藤 雅生 氏(カストロールインダストリアル事業本部長)は,2018年にカストロールブランドの工業用潤滑油新製品として11製品を2月13日以降順次発売することを発表した。
今回新製品として市場投入するのは,殺菌剤を一切含まない環境対応水溶性金属加工油剤やクーラントとして再利用可能なリサイクルクリーナー等7製品とEV(電気自動車)や風力,ロボット産業向けのグリースや合成ギアオイルなど高性能潤滑油4製品。
まず,金属加工油剤では,殺菌剤を一切含まない,環境適合性に優れ,アルミ合金から難削材までのあらゆる加工材質や加工用途に適合する水溶性切削油の「ハイソルSL 37 XBB」,低粘度,低臭,塩素フリータイプで難削材の重切削加工に適している不水溶性切削油の「バリオカットB9」の2製品を2月13日より発売開始。
また,新たな水溶性クリーナーは使用後に水溶性切削油の希釈液としてクーラントへ補給可能で,廃棄物削減とコストダウンを実現,クーラントに用いられる長寿命化テクノロジーを水溶性クリーナーに導入するという全く新しい発想の新製品として「リサイクル対応クリーナー」を3月から発売する。
4月以降も「量産加工ライン向け水溶性切削油剤」や「環境対応シンセティッククーラント」,「重切削加工用不水溶性切削油剤」,「鉄系部品中間洗浄用クリーナー」を発売する。
高性能潤滑剤では,風力発電のメインベアリング用グリース「トライボール GR SW 460-1」を3月に発売。その後も産業用合成ギアオイル「オプチギアシンセティック PD ES」や「自動車用グリース」,ロボット減速機用の「産業用オイル・グリース」を発売する。
当日は,これら新製品の事例紹介や支援プログラムのほかに,代理店を代表しローヤル油機,兼松ペトロによる成功事例の紹介,優秀代理店の発表などが行われた。(’18 3/7)
ニッペコ,「トライボロジー技術セミナー」が開催される
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