出光興産の100%子会社である出光大分地熱の滝上バイナリー発電所は,新エネルギー財団より2017年度「新エネ大賞」の経済産業大臣賞を受賞した。
同賞は新エネルギー等に係る機器の開発,設備等の導入および普及啓発の取り組みを広く公募し,厳正,公正な審査の上,表彰することを通じて,新エネルギー等の導入の促進を図ることを目的としている。
地熱発電のバイナリー方式は,熱源となる流体と低沸点媒体の2つの流体を利用しており,従来の地熱発電ではできなかった低温の蒸気・熱水での発電が可能となる。同発電所は,既存の滝上発電所で使用されていない熱水を利用し,熱効率を15%改善させた。未活用熱水の有効活用,発電容量向上の取り組みが地熱発電の拡大に貢献するものと評価され,受賞となった。(’18 2/28)
JVCケンウッド,振動をエネルギーに変換する環境発電の実証実験に成功
JVCケンウッドグループのJVCケンウッド・公共産業システムは,京都大学 橋梁工学研究室,建設技術研究所と共同開発している,スピーカーの原理を応用して振動を電気エネルギーに変換する環境発電(エネルギーハーベスト)について,橋梁での実証実験を実施し,発電に成功したと発表した。









