2017年10月18日

メンテナンス分野合同研究会が開催される

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
アーステック
日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏,大阪市立大学),日本トライボロジー学会の「メンテナンス・トライボロジー研究会」(主査:若林 利明 氏,香川大学),日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学)は,3研究会合同による「第11回メンテナンス分野合同研究会」を2017年9月25日(月)~26日(火)の2日間,三菱電機 先端技術総合研究所(兵庫県尼崎市)にて開催した。 この合同研究会は,設備診断や設備管理,メンテナンス・トライボロジーといったメンテナンス分野に共通テーマを研究母体とした3つの研究会が持ち回りでホスト役を行っており2009年からは2年おきに開催,今回は診断・メンテナンス技術に関する研究会が主幹事として開催したもので約70名が参加した。 講演では,AE(アコースティックエミッション)や振動などによる設備診断技術と,現在注目されているIoT技術の活用方法や事例紹介などが行われた。 2日間にわたる研究発表や話題提供のほか,2日目の午後には会場である三菱電機 先端技術総合研究所と伊丹製作所における試験装置や施設見学が行われた。なお講演内容は以下の通り。
  • 「鉄道車両の運動とメンテナンス」 佐々木 君章 氏(鉄道総合技術研究所)
  • 「一軸偏心ねじポンプの異常検知技術」 橋間 隆 氏・中澤 正樹 氏(兵神装備)
  • 「AEによる設備診断技術とIoT技術」 西本 重人 氏(日本フィジカルアコースティクス)
  • 「ボトムアップの材料シミュレーションによるトライボ現象予測」 鷲津 仁志 氏(兵庫県立大学)
  • 「IoTを活用した振動計測」 川平 孝雄 氏(IMV)
  • 「ビジネスの全体像から俯瞰するモノづくり ~診断・メンテナンス技術の活用における大義と必然性~」 河田 薫 氏(三菱電機インフォメーションシステムズ)
  • 「高ノイズ環境下でのバケットエレベータ低速転がり軸受の状態監視・診断法」 太田 博光 氏(水産大学校)
  • 「電動機電流診断装置を用いた回転機器の機械的異常検出技術開発」 金子 修一 氏(旭化成エンジニアリング)
  • 「IoTで何が変わるか ~IoT活用の現場~」 木村 和生 氏(東芝 インダストリアルICTソリューション社)  (’17 10/18)

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