日本分析工業は,オート機能「イベントモード」「ピークモード」搭載した,高速液体クロマトグラフィ―装置「LaboACE LC-7080」を発売した。
同製品は,サンプル注入,不要なピークのカット,リサイクル,分取など1回のクロマトグラムに対して最大30の作業(イベント)をプログラムすることができ,プログラムは3個まで編集や保存が可能。また,分取の際には,新たに搭載されたピークモードにより,ピークのレベルや角度を認識して自動分取できるため,分取したいピークを逃さない仕組みとなっている。装置本体に内蔵されたフラクションコレクターには,さまざまなサイズの容器をセット可能で,同一サンプルの大量分取に最適。
また,背圧による検出器の破損,溶媒タンクへの背進などを防止する「リサイクルシステム」の標準装備のほか,流路の洗浄を自動で行える「自動洗浄機能」を新たに搭載している。送液部には長年のリサイクル技術の蓄積により開発したJAI カスケード型ダブルプランジャー方式ポンプを搭載したことにより,リサイクル効率も格段に向上。大量注入や同一試料の繰り返し注入に便利なリピートインジェクターも標準装備しているため,オート分取に最適な試料注入方式となっている。(’17 9/13)
アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始
アマノと,アマノのグループ会社であるアマノセキュアジャパンは,京都大学大学院情報学研究科 梅野 健 教授の研究グループと共同で,測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏および地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合,アラート情報および根拠データ等にタイムスタンプを付与し,その真正性を証明する仕組みを構築するため,共同研究を開始した。








