2017年6月21日

「インフィニアムトレンズ2017」開催される

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
アーステック

 潤滑油添加剤大手のインフィニアムジャパンは2017年6月7日(水),都内ホテルで「インフィニアムトレンズ2017」を開催した。当日は自動車メーカー,石油元売,潤滑油メーカー,商社など約200人が参加した(写真1)。

 冒頭,Infineum Italia srl ., Executive Vice President, Salesの Aldo Govi 上級副社長(写真2)は開会の挨拶で,「昨年,インフィニアムは,安全,倫理,統制,コンプライアンスに徹底的に注力していくことをお約束し、この1年間,コントラクターを含むインフィニアム全社員がNo Recordable Injuriesで過ごすことができた。これはインフィニアムの歴史で初めての偉業達成。またインフィニアムでは,業界マーケットの新たなニーズを予測しお客様に貢献出来るよう,テクノロジーリーダーシップの強化と供給の信頼性確保のため多額の投資をしている。中国・張家港市の潤滑油添加剤工場も昨年から完全操業を開始し,シンガポール,アメリカ,ヨーロッパ,ラテンアメリカの工場を補完することで,日本を含むアジアや世界で最も信頼できるサプライヤーと自負している。自動車業界では燃費を改善出来る新しいハードウエアの開発やそのための潤滑油が必要。日本ではJASOが世界初の大型ディーゼルエンジンテストを開発,自動車業界による超低粘度ガソリンエンジンオイルを追及するなど尊敬すべき取組みであり,インフィニアムでは最大限のご支援をしたい。今年のテーマは『Perspective, Priorities, Performance』を念頭に業界の最新情報を提供したい。」と述べた。

 第一部のプレゼンテーションでは,Infineum USA L.P., Industry Liaison Manager Americas, Joan Evans氏と, Infineum (Shanghai) Additives Co. Limited, Industrial Liaison Advisor, Fanny Fang 氏が,第二部ではInfineum Singapore Pte Limited, Lubricants Technology Manager, Asia Pacific, Marco Corradi 氏がそれぞれ, 乗用車用エンジンオイル,駆動系オイル,二輪車用エンジンオイル,大型車用ディーゼルエンジンオイル,舶用油,ベースオイル,燃料などに関する規格動向や要求性能とともにグローバルマーケットのトレンドや技術開発動向などを紹介した。(’17 6/21)

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