日本アビオニクスは,民生用赤外線機器領域で欧州大手の独InfraTec社と提携し,高性能な冷却型サーモカメラのハイエンドモデル「インフレックH9000」を発売した。
同製品は,高感度で応答速度の優れた赤外線検出素子である「InSb(インジウムアンチモン)」を搭載し,フルフレーム(640×512画素)で200Hz(オプション装着時は355Hz),ウィンドウイングモードで最速5000Hzと,クラス最高レベルの超高速撮影が可能。タイヤやブレーキディスクなどの回転体の温度変化や,エアバッグ爆発の瞬間などの高速現象を捉えられるほか,パルス過加熱等による熱の移動を捉えることで素材内部の欠陥を検出する,などの非破壊検査を行える。6種類のオプションレンズを用意し,基板実装部品やMEMSデバイスなどの微小物の計測から,構造物や路面診断など広範囲の計測,ロケット燃焼試験のような遠距離の計測まで,様々なシーンに対応している。(’17 2/22)
「第22回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される
2024年12月2日(月)~3日(火)の2日間,日本機械学会 機械力学・計測制御部門は,日本設備管理学会,日本トライボロジー学会との共催で「第22回評価・診断に関するシンポジウム」(組織委員長:川合 忠雄 氏(大阪公立大学),実行委員長:金森 啓祐 氏(三井化学))をアプラたかいし(大阪府高石市)で開催した。