新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,自動車のモーターや液晶ディスプレーなど付加価値のある部材に必要なレアメタルの使用量を減らす技術開発に助成することを発表した。今回の助成は,経済産業省がまとめた「レアアース総合対策」の一環。量が少なく,緊急に開発が必要なレアメタルの代替材料,リサイクル技術などの開発に取り組む企業を支援して,短期間での実用化を目指す。事業予算の総額は約100億円。1件当たりの助成は数億円規模を想定し,1/3を企業が負担し,残りの2/3をNEDOが助成する。助成の公募は12月中旬から開始。早ければ2011年3月から助成を始める予定で,助成期間は2012年3月まで。(’10 11/24)
出光興産,全固体電池実用化に向けた固体電解質大型パイロット装置の基本設計を開始
出光興産は,2027~2028年の全固体リチウムイオン二次電池(以下,全固体電池)の実用化を目標に,全固体電池の材料となる固体電解質の大型パイロット装置の基本設計を開始した。